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諸葛孔明時の地平線 11

JUGEMテーマ:漫画/アニメ


◆第五十二場〜第五十六場
曹操はついに益州の隣国である漢中を制圧。勢いづく曹操軍の進軍を阻むため、孔明は張飛に持久戦を命じ、撤退へと追い込むことに成功する。喜びに湧く劉備軍だったが、曹操から送られてきた書簡を見た孔明の顔色が変わった…。


いつまでも若作りで、一向にお年を召さない孔明サマにすっかりだまされていましたが(笑)、それなりに時間は経っていて、歴史も動いているんですよね。
孔明さんも趙雲も、登場したての頃からちっとも外見が変わらないんですが、孔明さんの許婚である英さんが、だんだん大人にっていうか女らしくなってきたので、ああ、やっぱり時は流れているのね、と当たり前のことに改めて気づかされたりして…。
相変わらずこの二人は、いつまで経っても進展しない、友だち以上恋人未満カップルというか、見ていてイラッとする部分もあるんだけど。それでもまあ、お互いに相手の存在がこの上なく大切なものであるというのは間違いないところだし、孔明さんにとっては唯一心安らげる場所っていう感じで、いい雰囲気の二人なので、それはまあそれでいいわけなんですが。(だんだん自分でも何を言いたいのかわからなくなってきた…笑)

今回特筆すべきは、やはり司馬懿さんでしょう。
初登場時からなかなか存在感があって、前巻でもかなりおいしいところをさらっていってくれた司馬懿さんですが、この巻ではなんと、のっけから仲達と孔明の対面シーンが…! ここが結構面白かった。
雨宿りで偶然同じ廃屋に居合わせる、という設定なんですが、最初はお互いに相手が誰だか知らない。でも、いろいろと話をしていくうちに、なんとなく分かってくる。分かってくるんですが、それからも、どちらも気づかないふりをして相手の懐を探り合ったりするんですよね。
諏訪さんの描く司馬懿さんというのは、何とも言えず「いいひと」で、最初は読んでいるこちらがびっくりしました。策士とか野心家とかいう雰囲気はまったくなくて、出世欲などとは全く無縁の、世間ずれしていない真面目一徹な書生さんっていう感じなんですよね〜。
いったいこの路線でどこまで行くのか(行けるのか?)と思っていたら、結局最後までそのスタンスは崩れませんでした。非戦主義の孔明さまともども、最後までその設定に沿って破綻なく描ききったところが、まさに諏訪さんマジック! ほんとにこの大胆かつ緻密に構築された人物設定とストーリー展開は、お見事です〜〜。

今回は、いろいろと印象深いシーンとか多かったなあ。
ひとつは、上に書いた孔明と仲達の出会うシーン。自分とは全く違うタイプの相手に驚く二人なのですが、やはりそれでも相手のすごさは直感で分かるわけです。
司馬懿は孔明の中に曹操と同じ匂いを感じ取り、それは二人がひたすらに理想を追い求める「革命児」だからだと見抜きます。孔明は孔明で、したたかに才能がありながら解決を求めない(自分や世界を追い詰めない)司馬懿の性格に、自分や曹操にはない「新しいもの」を見出すのです。
次には、やっぱり劉備のすごさを改めて見せ付けられたところ。時に暴走しようとする孔明の意志を、劉備がしっかりと押さえていて、それが孔明にはものすごく救いになってる。このマンガを読んでいると、本当に孔明は劉備に出会えてよかったなあ〜と思えるんですよね。
そして、孔明と馬超と趙雲の3人が、ああだこうだと言いながらも仲良し3人組になってるところですね。
趙雲はもちろん孔明のよき理解者であるわけですが、馬超もこのころには、しだいに劉備や孔明の考え方が分かってきて、なかなかいい雰囲気なのです。
もちろん馬超くんは今回も見所いっぱいで、かっこいいセリフやサービスショットも満載でした。(^^)
最後に、もう一度司馬懿さんで、曹操に向って大胆にも「わたしには曹公や曹丕さまのために命をかける、そんな気持ちはでてこないのです」なんて言っちゃうんですよー。ああ、これを「KY」と言わずしてなんと言いましょうか。命が惜しくないのかっ?
しかし、そんな司馬懿を怒るでもなく、曹操は「では、おまえはなんになら命をかけられる?」と問いかけるのですね。それに対して司馬懿は「政(まつりごと)そのものになら」と答える。官吏である自分は、国と民のために命をかけるのだ、と。
わあ〜、この司馬懿って、何かめちゃくちゃかっこいいじゃありませんか!
てなわけで、司馬懿さんのゆるキャラかげんと、馬超のかっこよさにクラクラきてしまって、今回も ★5つ! 献上です。

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