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引っ越しました

 先日お知らせしたとおり、こちらのブログを引っ越すことにしました。
引越し先は→こちら(FC2ブログ)です。
ブックマークなどしてくださっている方は、リンクの変更をお願いいたします。

ただ、過去記事を向こうに移したものの、やはりいろいろと不都合が多くて、とても一度にやり直すのは難しいため、過去ログはそのまま「旧ブログ記事」というカテゴリでくくっておき、新たに始める、という形にしようと思っています。
そのうち、再アップできそうな記事はぼちぼちと直していこうかと。

こちらのブログは、せっかくの私の足跡なので、このまま残しておこうと思います。
本館からリンクしている記事もあるし、コメントとかは新しいブログには移せませんしね。

長い間お付き合いいただき、ありがとうございました。
新しいブログも同じタイトル「晴れ時々…」です。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

夏雲の彼方(置き土産です)

JUGEMテーマ:小説/詩





高い空に、真っ白な入道雲が頭をもたげている。
降るような蝉時雨。
夏の昼下がり、壬生寺の境内はしんと静まり返っている。
いつもは鬼ごっこやかくれんぼに興じている子どもたちの姿も、今日は見えない。
あまりの暑さに、家で昼寝でもしているのだろう。
藤堂平助は、寺の縁側に座って、白く輝く雲の峰を眺めていた。
頭には暑苦しいほど包帯が巻かれている。
池田屋へ斬り込んだときに受けた傷だった。
額に受けた一撃は思いのほか深手で、彼は三日三晩死の淵をさまよい、ようやく蘇生した。
それから十日あまり。やっと屯所の外まで出られるようになったのだ。


突然、平助の視界を横切ったものがある。
(あ。竹とんぼか――)
竹とんぼは、空高く舞い上がり、青空の色ににじんだかと思うと、すいっと元の場所に戻ってくる。
その影が、平助の後ろに近寄ってきた男の手元に吸い寄せられた。
「平さん」
「なんだ、総ちゃんか」
手元に落ちてきた竹とんぼを見事に捕らえたのは、沖田総司だった。
「もう、起きていいの?」
「ああ、やっと医者の許可が出たんだ。寝てるしかない、っていうのは退屈で死にそうだからな」
「そう、よかったね」
沖田は、彼らしい透明な笑顔で平助を見た。日陰に立っているせいか、ひどく顔色が悪い。
「総ちゃんの方は、もうすっかりいいのかい?」
「私なら、大丈夫。元々体調が悪かっただけで、怪我したわけじゃないんだから」
「そうだったな」
あの夜、沖田も池田屋での戦闘中に倒れたのだ。
本人は、風邪を引いて体調が悪かったせいだと言っているが、実際には、大量の血を吐いて昏倒したのだということを、平助は知っている。
(この、陽気でよく笑う総司が労咳だなんて、とても信じられねえ)
自分の怪我は、日がたてば癒える。幸いにも、剣を振るうのには支障のない怪我だった。
だが、沖田は――。
労咳は不治の病だ。血を吐く、ということは、死を宣告されたに等しい。


ふたたび。
竹とんぼが空高く舞い上がる。
沖田の視線は、無邪気にその軌跡を追いかけている。
風に乗る竹とんぼを追って、日差しの中へ進み出た沖田が、つと振り向いて言った。
「池田屋で傷を負ったとき、平さんは何を考えてた?」
「え?」
「私は……。気を失う寸前にね、ああ、もうこれで死ぬんだ、と思うとさ、次は、自分が死んだら誰が泣いてくれるんだろう、なんて考えてたんだ」
平助の心臓が、どきんと音をたてた。
「まあ、少なくとも姉さん、それに近藤先生や土方さんも泣いてくれるかなって。そう思うと、なんだか安心して死ねるような気がした。おかしいね」
まぶしそうに目を細める沖田の手の中に、まるで魔法のように竹とんぼが滑り込んでくる。
手にした竹とんぼをくるくる回しながら、彼は平助の横に腰を下ろした。薬湯の匂いが、つんと鼻をつく。
「俺もさ、同じことを考えてたよ」
ひざを抱えたままで、平助がぽつりとつぶやいた。
「真っ暗な部屋の隅に転がって、意識が薄れていって……。だけど俺の場合は、俺がここで死んでも、誰も泣いてくれねえだろうなぁ、って思ったんだ。そういう人を残してこなかった自分の人生がひどく寂しいものに思えて、なんか悲しかったな」
しんみりと声を落とすと、急に沖田がはじけるように笑い出した。
「まさか。近藤先生や山南さん、それに新八っつぁんだって絶対泣くよ。土方さんはちょっとわかんないけどね」
――うん、と平助は素直にうなずいていた。
そうだ。きっと、試衛館の仲間たちが泣いてくれる。
親も兄弟もいない。ずっと孤独の中で生きてきた。そんなモノトーンの自分の人生の中で、試衛館で過ごした何年かだけが、鮮やかに彩られた月日だった。


「俺、ここにいてもいいんだよな?」
自分なりの思想や夢があったわけではない。ただ、みんなと離れるのが怖くて、京へついてきた。
足手まといになりたくなくて、いつもがむしゃらに前に向って突き進んだ。
そんな自分は、本当に他の仲間から必要とされているのだろうか。
「平さん」
沖田が、いつになく真剣なまなざしで平助の顔をのぞき込んできた。
「私は、平さんが死んだら泣くよ。他の誰が泣かなくても、私だけは絶対に泣くから」
「―――」
言葉が出ない。
代わりに、涙がこぼれた。
恥ずかしさに、思わず目をそらす。遠くに投げた視界の中に、抜けるような空の青が飛び込んできた。
(新選組の青だ――)
浅葱色の隊服。新選組の青は、誠忠の青だ。
この空が何処までも青いように、新選組は何処までもまっすぐにその誠を貫くのだ。
そして、自分もまた、この空のようでありたい。
遥か遠くを見つめる平助の視線の先を、もう一度、竹とんぼが飛んだ。




◆◇◆

ブログのお引越しをするにあたって、置き土産をひとつ残していきます。
先日アップした拍手お礼用のSSです。
また、後日、きちんとページを作ってサイトの方にアップしたいと思っているのですが、そこまではこちらでひっそりと…(笑)。

これまで、平助くんと総司の絡みって、自分の中で考えたことがありませんでした。
年齢的にも近い二人(総司の方が2つほど年上?)なので、ふだんの会話はこんなふうだったらいいなと思います。
でも実際には、他流派の居候同士ということで、平助くんは永倉や原田と仲がよかったような気がするんですよね。某ゲームでは「三馬鹿」とか呼ばれてましたけど(笑)。
同じ北辰一刀流ってことで、山南さんを兄のように慕っていた、という設定を希望します。(^^)


  

お引越し

 先日ちらっと愚痴っておりましたが、やっぱりどうもブログの使い勝手が悪いんです…。
で、近いうちにお引越しをしようかと思っています。
こちらのブログの記事をそっくりそのまま移してもらえるようなので、いいかな〜と思って手続きをしてみたんですが、いざやってみると、いろいろと不都合な部分もでてきまして。
特に、アマゾンへのリンクを貼った記事がうまく適合していないらしく、レイアウトがズタボロ;;
他にも画像のアップロードやら、カテゴリの編集やらなにやら、ちまちまと修正かけないといけないところがいっぱいで、かなり面倒くさいことになりそうです。(T_T)
それでもまあ、今よりは幾分使いやすいかな…という感じですね。
ですので、引越し先(FC2ブログです)の方の過去記事がきちんと修正できたら、こちらのブログは停止しようと思っています。
それまで、しばらく更新もストップすると思いますが、ご了承くださいね。
移転が完了しましたらお知らせいたします。


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ちなみに…



「レッツゴー!陰陽師」の原曲はこちらです。
ドーマン、セーマン♪がくせになりそう…ですけど、やっぱり私的には「ラヴィ!」の方が好きかも(笑)。 
どうしても「レッツゴー!」が「てつこー!」に聞こえるんですけど…。(^_^;)

あ、弾幕がめちゃくちゃものすごくて面白いですが、けっこうお下品なコメントも多いので、コメント非表示がよろしいかと。
画面の下の方にカーソルを持っていくと、メニューが表示されますので、右下のボタンをクリックしてくださいませ。


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陰陽師のためなら死ねる


かなり古い動画なのですが、以前ニコニコ動画ではやっていた陰陽師さまのMADです。
これも、疲れたときの元気補給にいいかも…。
この曲とこの画面、たぶん全然違うものをくっつけてある(レッツゴー!陰陽師+きみのためなら死ねる)んですが、シンクロすぎてびっくりですよね(笑)。
#ラヴィ!
皆さん、元気出ました? (^^)


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愚痴だったりします…。

どーも…。
JUGEMの新しい管理者画面が使いにくいんです。特に記事の編集画面。
私は、以前のちょっとアナログな編集画面のほうがうんと使いやすかったんだけどなあ…。
なんて感じているのは私だけかと思っていたのですが、先日、他のユーザーさんのブログでも同じようなことを書いていらっしゃるのを見つけまして、やっぱり私だけじゃなかったんだな、と。

テンプレートも、なかなかこれっ!っていうのがないし。
ユーザーさんが作られたテンプレートを共有できる、っていうのはとても魅力的なんですが、いろいろと試してみるも、やはり帯に短したすきに長しだったり。
特に、ニコニコ動画を貼り付けていると、レイアウトが崩れてしまうものが多いんですよね。
しかも、記事の中で指示したとおりの位置に表示されなくて、いちいちHTMLモードで編集しなおさなくちゃならないし。少し前まで、こんなことはなかったのになあ。
ほかのブログに乗り換えようかとも思ったりしているのですが、記事の引越しとか面倒くさいしなあ。
いろいろと悩んでしまいますね〜。


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仮面ライダーZOの主題歌=沖田総司のテーマソング?


JUGEMテーマ:エンターテイメント

私の大好きな歌に「仮面ライダーZO」のオープニングテーマ曲だった「愛が止まらない」っていうのがあるんですが、実はこれ、私の中では沖田総司のテーマソングなんですよね(笑)。
もちろん、沖田くんと仮面ライダーは何の関係もないんですけど、とにかく歌詞がすごく切なくて、メロディも切なくて、聞いているとなぜか総司を思い浮かべてしまうという…。
歌詞を載せるのはご法度だけど、ちょっとならいいかな〜なんて、甘い考えで歌詞を掲載していたのですが、先日お叱りを受けましたので歌詞は消させていただきました。
そうですよね。やっぱりダメですよね。
自分の考えの甘さ、反省です。m(__)m

というわけで、実際の曲はニコニコ動画で聴いてみてください。
もう〜〜、とにかく、すごく沖田総司でしょ?
特に「もがいた日々さえ 勇気に変えたいと  願いだけさ」っていうところと、「一秒ごとに ただ 近づく奇跡信じて」のところがめちゃめちゃ好きで、聞いてると泣けてきちゃうんです。
自分設定の沖田くんの、いろんな場面や心情なんかが浮かんできて…。って、やっぱり独りよがりでしょうか(笑)。

もちろん曲だけじゃなくて、お話自体もすごくよかったんですよ。
主人公の土門廣さんもかっこよかったし、ストーリーも切なくて…。何より監督の雨宮慶太氏の造詣になる敵キャラの「気持ち悪さ」が、もうたまらん!って感じで。(^_^;)
「ゼイラム」もほんとよかったけどねえ。このあたりの雨宮さんとは、すごくフィーリングが合っていた気がします。


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久しぶりにボロ泣きしました…。

JUGEMテーマ:漫画/アニメ
 
このところ、頭の中が新選組一色だった私が、ここへきて、またまた火に油を注ぐような作品と出会ってしまいました。
菅野文さんの「北走新選組」というコミックです。
もう、これはダメ! 反則でしょう…というくらい、久しぶりに、マンガを読んでボロボロ泣きました。横に娘がいたにもかかわらず、こらえきれずに声を出して号泣してしまいました〜〜 。(T_T)

「北走新選組」は、文字通り戊辰戦争の中、北へ北へと戦い続けた京都以降の新選組を題材にした短編集で、「碧に還る」「散る緋」「殉白」の3編が収められています。
それぞれ、主人公は野村利三郎、相馬主計、大鳥圭介から見た土方歳三、となっていますが、3作を通して一本貫かれた芯は土方歳三という男の生き様であり、彼ら新選組が何のために戦い、生き、死んだのか、がテーマになっています。
もう、1本目の野村が死ぬところで涙腺崩壊。(T_T)
その後は息も絶え絶えになりながら、読了しました。
今思い出しただけでも、目頭が熱くなってしまいます。これは絶対、人前では読めないですねえ…。

あまりにもかっこいい土方さん。菅野さんの絵が美しすぎます。
まなざしが、横顔が、風に乱れた前髪が、背中が…。何もかもが、彼の生き方を語っていて。
――副長、男前すぎですよっ!
今まであまり取り上げられなかった函館での新選組。
組織としての新選組は、鳥羽伏見で終わっていたのかもしれないけれど、この本を読む限り、やはり最後の最後まで、新選組は新選組として、真の武士の集団としてあり続けたのだ、ということがひしひしと胸に迫ってきます。
近藤を失い、何のために戦うのかさえ見失いかけていた土方に、もう一度「生きる」ことを思い起こさせたのは、野村や相馬、島田といった若者たちでした。
一度は崩壊してしまった新選組が、彼らの中では今も厳然とした姿で存在していたのです。
それぞれが己の信ずるもののために戦い、己の信ずるものに殉じる。死ぬために戦うのではない。義に生き、信念を貫くために戦うことこそが、真の武士。
最後の最後に、土方さんの思いが大鳥さんの胸に届いて、ほんとによかったです。彼の生き方を理解してくれる人がいた、というただそれだけのことで、すごく救われた気がしました。

こういう作品を読むと、何よりもまず、その作者さんがいかに新選組を愛していらっしゃるかというその思いの強さが伝わってきてしまい、私などはそれだけで泣けてしまうのでした。
とにかく、久々にマンガ読んで感動しました…。
すばらしい新選組の物語を、ありがとう!

評価はもちろん、満点 ★★★★★ です。


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長政とお市ストーリーに号泣;;

「戦国無双2」でのお市ストーリーは、ラストシーンなんてもう、涙なしには見られませんでした。
やってる最中は、この夫婦のベタベタっぷりに辟易することもあったのですが、それでも、最後はやっぱり切なかった…。
歌詞がまたもう;; ぴったりすぎです>長政さま (T_T)
戦国時代の政略結婚が生んだ悲劇の代表のように言われている二人ですが、本当に悲劇なのは、政略結婚であったにもかかわらず、二人が真実愛し合ってしまったことなのでしょうね。
無双2の猛将伝はプレイしていないのですが、こちらには、お市の二度目の夫である柴田勝家が登場します。なかなかストーリー的にはよさそうですが…。何といっても声がたけぽんだしね。
こちらでは、お市の気持ちというか、長政とのこと、勝家とのこと、どんな風に描かれているのか、興味ありますねえ。



JUGEMテーマ:ゲーム


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月下花伝 −時の橋を駆けて−

JUGEMテーマ:読書
 
ネットでお知り合いになったりえ子さん、実はプロの作家 越水利江子さんだったんです。
そのりえ子さんが書かれた「月下花伝」、大好きな新選組の沖田総司が、現代の女の子の所へタイムスリップしてくるお話らしい…と知り、ワクワクしながら読んでみました。

実際には、タイムスリップというのではなくて、昔撮影された新選組の映画の未編集フィルムの中に宿った魂が、総司の姿となって主人公である秋飛(あきひ)の前に現れる、という感じです。
なので、新選組モノというよりは現代小説ですね。かえって、新選組のことをそんなに知らなくても、すらすらと読めるかもしれません。

それでも、映画の中で描かれる新選組の物語は、私たち新選組ファンにはとても懐かしくて心がキュンとなる描写にあふれています。
りえ子さんが、総司や山南さんや、土方さんや近藤さんや…新選組の男たちのことを、本当に本当に大好きだったんだなあという気持ちが、読んでいる私たちにも痛いほど伝わってきます。
秋飛の体験は、かつて新選組に憧れた女性なら、誰しも一度は夢見たことなのではないでしょうか。
夢でも、幻でもいい。
自分の目の前に、あの人が現れてくれたなら――と。
それはまた、作者であるりえ子さんの思いでもあるのかもしれません。
だからこそ、秋飛の目線で語られる物語に、心からの共感を覚えることができるのでしょう。

フィルムの中から現れる沖田総司が、本当は誰なのか。
映画の中で沖田を演じた俳優なのか、それとも本物の沖田なのか。
そのあたりが少し分かりにくかった(謎が残ったという感じでしょうか?)のと、秋飛が映画の世界に飛び込んでいく必然性みたいなものがもう少し明確に描かれていればなあ…ということで、私的評価は★★★★☆です。


りえ子さん、ステキなお話をありがとうございました。
ちらりとしか出てこない土方さんが、私としては妙にツボでした(笑)。
「月下花伝」は、今、娘が読んでいます。
次はいよいよ、続編の「花天新選組」が楽しみです。(^^)

◆越水利江子さんの公式ページはこちら→「風雲童話城」
◆りえ子さんのブログはこちら→「酒より深き君なりき」


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